憧れの人はいますか?
私には6歳年上の姉がいます。
成績優秀、運動神経も良く、優しく、美人。憧れの姉です。
幼い頃は、とにかく姉の背中を追い続けていました。
そのころは「姉のようになりたい」というよりも、当たり前のように姉のようになれると思っていました。
でもね、姉妹といえども違うわけですよ。
姉は小柄ながら、バスケ部のエースでした。
私は授業でバスケをやっても、ボールも持っていないときに転ぶような運動神経。
勉強も好きだったけれど、勤勉さに欠けていつだって中くらい。
今思うとありがたかったのは、両親は一度も姉と比較せずに育ててくれたことです。そして、姉も自分のようにできない妹を認めてくれた。
おかげさまで、良くも悪くも自分が姉のようにはできないことをあまり気にせず成長しました。
でも、自分なりに「私は私の道をゆく」と決めた時があります。
それは中学生のクラブ活動を決める時でした。
姉と同じバスケ部に入るか、舞台を見て感動した演劇部に入るか…
どちらの入部届けも書いて、提出期限ギリギリまで考えました。
そして最後の瞬間に姉のやったことのないことにチャレンジしてみようと考えて演劇部を選びました。
この選択は、大きかったです。
大げさなようですが、初めて自分で『決めた』ことだった気がします。
それまでは習い事も好きになるアイドルも全部姉の真似っこ。本当に自分がどう思っているかなんて考えていなかったのです。
それから6年間、演劇にハマりました。その時に習得したことの多くは、社会に出た後に必要になることばかりでした。
そして、自分らしい道をえらんだことが、結果として自分に自信をくれて、だからこそ姉は今でも大好きな憧れの人のままです。
大人になっても、いまだに甘えさせてもらっていますが、生きてるうちに一度くらいは姉の役に立てればな。一度かいっw
と思いながらも、姉に連絡する時のほとんどがお願い事の私…
さぁ、今日も楽しもう!!