おじいちゃんの好きなもの知っていますか?
電車に乗っていた時、ふと、つり革をみたら『ボンタンアメ』でした。
ご存知ですか?ボンタンアメ。
父方の祖父が好きでした。
『ボンタンアメは好きか?』と聞かれて、初めて食べたボンタンアメは、オブラートが口の中にくっついて、びっくりして、でもその後にキャラメルみたいな幸せな甘さがしました。
ちなみに、祖父の好きだったものは
ボンタンアメと蜂の子
蜂の子は蜂の幼虫を甘辛いタレで煮込んだ佃煮の瓶詰です。見た目はかなりグロテスクです。
お正月に会うくらいだったし、わりと気難しい印象だったので、あまり懐いていなかったのですが(可愛くない孫でごめんなさい!おじいちゃん!)
田舎というと、祖父が住んでいた家や、そこから見える景色や、そこにいた祖父や祖母の笑顔を思い出します。
そして、ボンタンアメ。
実は、私よりも娘①のほうが、祖父との繋がりは深いのです。
というのも、私の両親は田舎に戻り、祖父の家のそばで暮らしていまして、私の出張や仕事が立て込むと、一週間単位で娘は田舎に預かってもらっていました。
祖父(娘にとっては曽祖父)の最期の時にそばにいて看取ったのは娘①でした。
その頃まだ3歳だった娘。
それから数年間は、お盆になると窓から帰ってくる『ちいちゃいじいじ』(曽祖父はとても小柄だったので、そう呼んでいました)を見かけていました。
なんで窓から?とか、ちょっと怖い…とか正直思いましたが、純真無垢だった(笑)娘には、祖父の姿が見えていたようです。
そして、小学校に上がる頃には見えなくなってしまったと。
信じるか信じないかは、あなた次第。
なんてね。
さぁ、今日も楽しもう!!