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家族

真っ白なフェイスタオル

長女が保育園に通っていた頃、都内に住んでいました。

家に一番近い保育園が、幼保一体の第一号の園でした。

確か当時保育園は厚生省の管轄で、幼稚園は文科省の管轄。

保育園は預かることが最大の目的、幼稚園は教育が目的。

でも共働きが増える中で、預かりと教育の両立を目指そうと区と都を挙げてスタートした園にたまたまお世話になりました。

そんな背景があったせいか、普通の区の保育園よりも意識高めのご家庭が多かったように思います。

もしくは私の意識が低すぎたのかも???

長い時間過ごすことになる園で、家庭の暖かさを感じさせたい、という理念のもと、布団カバーやスモックは全て手作りが義務付けられていました。

(ミシンと仲の悪い私は、ほとんど親戚の叔母に作ってもらいましたが。。。)

そんな中、こんなお知らせが来ました。

「夏になって、暑くなったので、水遊びをする時があります。フェイスタオルをビニール袋に入れて持たせてください。」

なるほど。

ここは新しいフェイスタオルを用意してあげようと、真っ白なタオルを一度洗濯をして、普通のビニール袋に記名をして持たせました。

当時長女は4歳だったと思います。

それから数回水遊びをさせてもらい、フェイスタオルは大活躍。

そんな中、たまたま保育してもらっている部屋に行く機会がありました。

目に入ったのは色とりどりのキャラクターものの袋と、その中の可愛いタオル達。

「あれ??」

その中に、おじさんの銭湯セットかのように君臨する長女の透明のタオルと真っ白なフェイスタオル・・・

やっちまった・・・

私「ごめ〜ん、みんな可愛いタオルだったんだね。できるだけ早く、可愛いの用意するからね。」

長女「大丈夫だよ、白いタオルで」

私「・・・」

そうなのです、当時の長女は我慢我慢の子。

ひとり親だったせいもあり、色々と苦労をかけました。

わがまま言ってはいけないと、どこかでいつも無理をさせているような気がしていました。

すぐにどうにかしてあげたいけれど、買いに行く暇もない毎日。

数日後、大好きなキャラクターのタオルを、夢の国のビニール袋に入れてスタンバイ!

長女に見せると、サンタさんからのプレゼントを見つけたときのような嬉しそうな笑顔を見せてくれました。

長女「これ私の??」

そうですよ、真っ白なフェイスタオルは卒業です。

ごめんよ母が無頓着で。

私が気づかないところで、色々思うところがあったんだろうな。

時々白いフェイスタオルを見ると思い出します。

さぁ、今日も汗を拭き拭き楽しもう!!

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