子供の頃、友達のお家に行くと、「その家のにおい」を感じませんでしたか?
芳香剤(ルームフレグランスっていうのかな?)とかそういうことではなくて、いい香りとか、くさいとかそういうことでもなくて「その家のにおい」。
長女が保育園に通っている頃、忘れ物が展示されている場所があって、タオルとか、Tシャツとか布製品だと名前が書いていなくても、クンクンと嗅ぐと「あっ、これ〇〇ちゃんのにおいがする」というのです。
そして正解。
当時は柔軟剤の香りとかなのかな。くらいにしか思っていなかったのですが、そうではないんですよね。
なぜならば、わが家は私の気分と、ドラッグストアの特売品具合で柔軟剤はもちろん、洗剤すら変えます。
それでもバレる笑、いや別にバレてもいいんですけどね。
長女がミニバスをやっていた頃は、みんなお揃いのタオルやトレーナーを着用していて、「これ誰のー?」ってよくなるのですが、それまた、名前を見る前にクンクンと匂いを嗅ぎ出す娘たち。
君たちは、警察犬か?
でも警察犬にも負けないくらいの(いや、負けますよ、絶対に)嗅覚で、持ち主を究明します。
なんでしょう、この力。
嗅覚なのか、においの力なのかはわかりませんが…
でも、そういう、その人のにおいとか、家のにおいとかってありますよね。
においって言うとクサイ感じするので、香りって言おうかとも思ったのですが、やっぱりその人自身が持っているのは「におい」なんですよね。
最近実家の片付けをしているのですが、その中で、母の使っていたマフラーとかを再利用しようと持って帰ってきているんですね。
あー実家のにおいがすると思います。
一度お洗濯をしたのですが、先日出先で娘に貸したら、すぐバレました。
いやバレてもいいんですけどね(笑)
「あっ、おばあちゃまのだ!」って。
不思議ですね。
亡くなってもう7年が経とうとしています。
でも母の気配をまだ感じられるものがある。
警察犬に比べたら、頼りない嗅覚ですが、それでも亡き人を思えるほどの感覚を授けてくれたことに感謝です。
さぁ、今日も楽しもう!!