いよいよ、ブラジャーの選び方についてです。
今回はなりたいバストや、デザインや、カラーの好みは置いておいて。
とにかく身体に合った下着選びのコツをお伝えします。
私は前者をマインドフィット、後者をボディフィットと呼んでいます。
もちろん気持ちにも身体にも合っている「完璧」な下着選びのお手伝いをするのがプロの仕事です。
でも今日は、まず、身体に合わせていきます。
ブラジャーのサイズ表記は

このように、カップサイズとアンダーサイズからできています。
カップサイズはアンダーバストとトップバストの差で決めます。
カタカナが多いな・・・
メジャーがあれば測れるのですが、体を一周ぐるりとまっすぐ測るって、実は意外と難しいのです!
新入社員の時は、ひたすら練習しました。あらゆる人、あらゆるものを測って、メジャーをうまく使いこなせるようになるまでに数ヶ月はかかりました。
そんなわけで、店頭に行ってプロに測ってもらうことをお勧めしますが、
今は気軽に外に出られる状況ではないので、そんな時は全身が見える鏡の前に立って、測ってみて下さい。
ポイント1 メジャーは床と水平にまっすぐ測ること
ポイント2 トップバストはつぶさないようにふんわりと測る
ポイント3 アンダーバストは少ししっかりめにはかる

あとはサイズの出し方は、ネットにたくさん載っていますのでご覧ください。
でも問題はここではないのです。
前回のブログでも言いましたが、靴のサイズと同様に、下着のサイズも同じサイズならば全て同じパターンかというとそういうわけではありません。
そして、同じサイズの人のバストが、みんな同じ形、同じかたさではないのです。
ここに下着選びの難しさがあります。
ブラジャーをつけたら、まず正面から見て、この4点を確認して下さい。

①ブラジャーのワイヤーやバスト下のラインと、自分のバストのラインがあっているかどうか
→ここがあっていないと、違和感があったり、痛みを感じることもあります。プロはまずここを重視しています!
②脇のボリュームがはみ出ていないか
→小さなカップサイズを選んでいる人が多いので、ここにバストがはみ出ている人が多いです。小さいサイズをつけ続けると、脂肪沈着といって、下着をとってもここに脂肪が残る状態になってしまいます。
③ブラジャーの上辺(カップの上の部分)が食い込んでいないかどうか
→ここがパカパカ浮いてしまうことを気にする人が多いのですが、浮いているより食い込んでいる方がマズいです。
④前の真ん中(前中心と言います)が浮いていないか
→食い込んでいると痛いので気がつくのですが、浮いているとカップサイズが小さすぎるサインです。(骨格の特徴で何をつけても浮く場合もあります。)
今つけているブラジャーで、一度確認してみて下さい。
下着はつけている方が心地よいものです。
つけることで、動きやすくなって、洋服も綺麗に着こなせるものです。
たかが下着と思わず、この機会に見直してみて下さい。

体重が変わらなくても体型は変わる
サイズが変わらなくてもバストの形は変わる
年齢を重ねれば重ねるほど、下着は心強い応援団になってくれます。
さぁ。今日も胸を張って歩こう!!