長女は小さい頃「かいけつゾロリ」というアニメシリーズが好きでした。
その決まり文句が
「まじめにふまじめ かいけつゾロリ!」
私、この「真面目に不真面目」というワードが好きです。
そして、このワードとともに思い出すのが母のこと。
母は「真面目に不真面目」な人だった。
母の「真面目に不真面目」エピソードをいくつかご紹介します。
①哺乳瓶カルピス事件
真面目な母は、人生初の子育てに真面目に取り組みました。
寝る前には水分を取らせてあげなくてはと、せっせと哺乳瓶に薄めたカルピスを入れて飲ませ続けた結果・・・
姉の前歯(乳歯)は全て虫歯になりました。
②舌の肥えたネコ事件
ネコを飼っていました。飼いたがったのは父と私でしたが、母が一番世話をして、母が一番可愛がっていました。
真面目に真面目に愛し続けた結果
偏食なネコに育ちました。
好きなものは「おいしいお刺身」
愛するネコのため、食費は切り詰めてもネコのお刺身は切り詰めませんでした。
ネコに出して、そっぽを向かれた「おいしくないお刺身」は
私の夕食に出されました・・・
③家族よりもカゴ事件
ある日お風呂に入ろうとすると、風呂桶が茶色いもので占領されていました。
急にカゴ作りに目覚めた母が、材料を湿らせるためにお風呂を活用。
私「おかあさ〜ん、お風呂入れないよ。」
母「シャワーがあるから大丈夫よ。」
大丈夫・・・だけれども。
お風呂入りたかった・・・
こんな調子で、亥年の母は、いつでも真面目に猪突猛進する人でした。
本人は至って真面目に、当たり前のように少しおかしなことをする。
まさに「真面目に不真面目」な母。
もうすぐ母の命日です。
さぁ。今日も楽しもう!!