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家族

バイク免許取得の理由

バイクの免許は持っていますか?

最近は、若い人が車離れ、バイク離れしていると言われているから、取得率は下がっているのかもしれませんね。

しかもバイクは、事故に遭った場合、死亡率が高い乗り物のひとつですし。

私は昔でいう中型免許を持っています。400ccまでのバイクが運転できる免許です。

今は呼び方が変わり、二輪普通免許というそうです。

車と同様、バイクの免許もいくつか種類があります。バイクの大きさや、操作方法の違いから7種類に分かれています。

私がバイクの免許を取得したのは16歳の夏休み。

父の一言がきっかけでした。

「暇ならバイクの免許でも取ればいい。」

ほとんど家に寄り付かない父に「暇」と言われるのは心外でしたが(笑)それでも、新しいことのチャレンジするワクワク感が湧き起こってきて、二つ返事で「バイクの免許取りたい!」と答えました。

学校や習い事以外の場所のどこかにひとりで通ったことがなかったので、自動車学校の入学手続き、学科の授業、実習の授業、休憩時間に様々な年代の人と話すこと、何もかもが新鮮でした。

一番印象的だったのは、一番最初の実習の授業の時、少し強面の先生が横に倒れた400ccのバイクを指差して「まずはこれを起こしてみろ」と言ってきたことです。

今だったら問題になりかねない威圧的な口調で、「自分がこれから乗りこなそうってものが、起こすこともできねぇんだったら、免許を取らせるわけにはいかねぇんだよ、起こしてみろ。」(だいたいこんな感じでしたが、なんせ30年近く前の記憶です…)

まずは私よりも2、3歳年上の男性が勢いよくバイクを起こしました。

そして私の番。

教官の威圧的な口調の完全にビビってしまっている上に、400ccのバイクは270kg くらいはあります。

見よう見まねでバイクにしがみ付いて起こそうとしますが、うんともすんとも言わない。

その横で、さらに教官は「もう諦めろよ、小型で十分だろう。」

とひとつ下の免許を進めてきます。

今思えば、別に小型免許でも良かったのですが、私ったら負けず嫌いなのです(笑)

威圧的な教官にビビりつつも「なんだとぉ、なめんなよ( *`ω´)!」と火事場のくそ力を発揮!

どうにかバイクを起こして、無事にスタート地点に立ちました。

そこからは順調に免許取得まで進みました。

一番好きで、得意だったのが細いレールのようなものの上を走る通称「一本橋」。これをやると、あの威圧的だった教官も「うまいなぁ」と感心してくれました(威圧的な態度は基本的には変わりませんでしたが)

今思えば、あのバイクの免許取得の道は、私が初めて自ら社会に触れた経験だったような気がします。

授業と授業の間の休憩時間には、20歳以上歳が離れたおじさん(今の私よりは若かったのか…)やひとまわり以上うえのお姉さんというべきか、おばさんと言ってしまうべきかわからない妙齢の女性と談笑し、「バイクはいいけどタバコはやめておきなさい」とか、「バイクの後ろは危ないから人は乗せないほうがいい」とかを教わったりしました。

そして、実際にバイクに乗るようになったら、行動範囲が一気に広がり、どこまででも自分で行けるような感覚になりました。

楽しかったなぁ。

青春ですね。

そしてなぜ、父は私にバイクの免許を勧めたかというと、本当は自分が乗りたかったバイクがあったそうです。

年齢的に自分はもう乗ること花だろうから、娘にその夢を託したんだと後からわかりました。

残念ながら、そのイタリアの名車に乗る機会はありませんでしたが、父が私に夢を託してくれたことが誇らしく思えました。

でもね、お父さん、それは大型免許じゃないと乗れません…(笑)

さぁ、今日も楽しもう!!

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