長らく販売に携わってきました。
販売には「予算」「前年の実績」「年間販売計画」「月ごとの売り上げ目標」そして「日々の個人の売り上げ目標」など、常に「数字」がつきまといます。
商品が売れると半券(商品の値札)をポケットに入れておき、休憩時間にはそれを計算して午後はどうやって販売するかを考えます。
入社前は「弊社は売り上げノルマはありません、もちろん売り上げ目標はありますが、それを達成しようとする姿勢は必要とされますが、あくまでも目標です。」
みたいな説明を受けました。
でも現場では、やはり数字を負わざるを得ない空気が流れていました。
新人の頃は、先輩が接客のフォローに入ってくれて、ほとんど先輩が接客してくれるのに、売れるとすっと半券を渡してくれました。
いい先輩に恵まれました。
中堅になって、自分が接客していたお客様のお会計だけを先輩に代わってもらったのに、その半券が先輩のポケットに入っていってしまって悔しい思いをしたこともあります。
そして販売研修で必ず言われることは
「数字は追ったら逃げていく、お客様満足を追っていれば数字はついてくる」
本当にそうなんですよね。
お客様を数字を落としていく獲物のようにみていると、一向に接客すらできない。
そこを本気でお店に来てくれてありがたいと思って「いらっしゃいませ」と言えたらお客様から話しかけてもらえる。
何が真の目的なのか、それは知らず知らずに相手に伝わるものですね。
さぁ、今日も真っ直ぐな気持ちで楽しもう!!