身近に聴覚障害をお持ちの方はいらっしゃいますか?
私は以前、聴覚障害の方々の就業支援の仕事をしていたことがあります。
聴覚障害の方でも、家庭環境や、保護者の方の考え方、普通学級に通っていたか否かなどで、手話を使う人もいれば、使わない人もいることを知りました。
でも、どの方にも共通して言えるのは、コミュニケーションの際、重要なのが「相手の口の動き」を見ること。
そこで、この今の現状・・・
マスクがコミュニケーションの大きな壁になっているということです。
そうですよね、おそらく今まで以上に不安な思いを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
NHKパラリンピックリポーターの後藤佑季さんによると、レジの方がマスクをしていることでちょっとした会話、例えば「レジ袋入りますか?」とか「お支払いは現金ですか?」とかそんなこともやりとりができなかったり、
自分のためだけに、マスクを外してもらえますか?とはとても言いづらいとおっしゃっていました。
結果として引きこもりがちになっている聴覚障害の方も多いそうです。
長引くと深刻ですよね。
でもこちろも、どの方が聴覚に問題を持っているかは判りづらいというのも確かです。
そのために今は「耳マーク」と言われる、聞こえづらい方が持つマークがあるそうです。
これまた知らなかった。
マスクが必需品のこんな時期は、筆談や、スマホの画面を提示して欲しいとのことでした。
聴覚は、年齢を重ねれば誰もが機能低下して行きますしね、
聴覚障害の方だけではなく、聞こえづらい人にも優しい社会でありたいですね。
とそんな真面目な話をしつつ、毎日繰り返される「ママ〜」から始まる無理難題の多くを聞こえないふりしている私がいます。

さぁ、今日も楽しもう!!