「勉強って何でしなくちゃいけないの?」って子供に聞かれたら、なんて答えますか?
「将来困らないためだよ」
→勉強ができなくても将来困っていない人はいる
「中学生になるためだよ」
→ん〜なりたくないっていわれたら、さらに困るし
「そんなこと考えていないで、勉強しなさい」
→これはあまりにも強引だし
私自身も学生時代「これを覚えて何になるんだろう」とか思ったことはあります。
高校生の頃、いとこのお兄ちゃんの友達に東大生がいて、聞いたことがあります。
「数学って必要?足し算、引き算、掛け算、割り算ができたら困らなくない?」
その時の彼の答えは「数学は論理的に物事考えるために必要だよ」という答えでした。「数学は誰がどうみても同じ答えが導き出せる学問だから、歴史や国語では学べない、客観的、論理的な思考の訓練なんだよ。」と。
その時は、いまいち理解できず「ふ〜ん」と終わらせてしまったのですが、今考えると「なるほど」かも。
その論法でいくならば
国語は読解力や人間の心情を理解するため
英語は異文化に触れ、広い視野を持つため
歴史は過去を学ぶことで問題解決力を伸ばすため
そんな感じですかね。
確かに、大人になってから、あの時もっと勉強しておけばと思ったことがある人は多いと思います。
だから、ついつい子どもには勉強して欲しいと思ってしまう。
そして、子どもから冒頭のような質問をもらって答えに詰まる。
勉強はなんでしたほうがいいのかを知るために勉強しているのかも笑
そもそも義務教育って、学校に行かなくてはならない義務ではなく、学ぶ権利なんですってね。
そう思うと、「学ぶ楽しみ」さえ教えられたら、後は子ども次第でいいのかも知れません。
学校の勉強ができなくても、自律して自立できる人になれれば。
そのくらい大きく構えていたいものです。
さぁ、今日も楽しもう!!