あなたには友達と呼べる人が何人いますか?
これはなかなかきつい質問かもしれません。
友達の定義にもよると思いますが、
例えば親友は?と言われたらどうでしょうか?
小学生の頃、学校からのアンケートで、「仲の良い友達の名前を3人書きなさい」というのがありました。
私はとても困りました。
最初に浮かんだ友達は毎朝一緒に学校に行っている子でした。でも、その子はとても友達が多くて自分の名前を書いてくれるか不安。
次に浮かんだのはおやすみ時間によく一緒に遊ぶ子。でも最近はその子が読書にはまり、一緒に遊ぶ時間が減っていたので、違うかなと思い直し。
それからもいろんな友達を思い浮かべては、相手はどう思っているかな?とか、もしかしたら、あの子は私の名前を書いてくれるかもしれないなんてことを考えて、一向に名前が書けないで困りました。
友達ってなんだろう…
仲がいいってなんだろう…
「いちねんせい に なったら」という有名な歌には、♫いちねんせいに、なったーら、いちねんせいに、なったーら。ともだち 100人作るんだ♫という歌詞があります。
周りも大人たちも「友達はできた?」「誰と仲がいいの?」「たくさん友達できたらいいわね」と何気なく口にする。
いつのまにか友達はたくさんいた方がいい、友達ができないのは、よくないことと刷り込まれていきます。
本当にそうだろうか。
友達は多くても、少なくてもいい。でも、もし本当に心から仲良くなりたいと思えるような人と友達になれたら、それは人生の宝物になるから、そんな人に出会えるように、たくさんの人と出会っていく勇気を持って欲しい。
そして多くの人と出会うことで、自分のことが見えてくる。自分のいいところ、嫌なところ、得意なこと、苦手なこと、そしてありのままの自分を好きになれた時に、初めて目の前の相手のことが見えてきて、大好きになれる。
大人になると、友達ができる機会も減りますね。だからこそ、本当に繋がっていたいのは誰だかがわかる気もします。
娘たちの世代はSNSでの繋がりの比重が大きいです。それでも、部活動やクラスでの活動は生身の人間同士の想いがぶつかり合い、一喜一憂しています。
それが大切なのかなと思います。友達の人数じゃなくて、たくさんの人に出会って、自分を知る。
さぁ、今日も楽しもう!!
