もう会えないけれど、もう一度会いたい人はいますか?
今は亡き人…お世話になった方、恩師、親戚、両親…
わたしの今会いたい人は、母方の祖父です。
母は7人兄弟の末娘でしたので、祖父が50近くなってからの子ども。私は80近くなってからの最後の孫でした。
材木屋を営み、とても穏やかで、知的で、物静かな祖父でした。
中学生の頃、部活動で拍子木が必要になり、祖父に相談したことがあります。もう90歳になろうかという頃だったと思いますが、とても生き生きと拍子木にはどんな木がいいのかなどを教えてくれて、何日もしないうちに、ちょうどいい寸法に切られて、丁寧に磨いてニスをかけられた拍子木が届きました。
祖父が作ってくれたのです。
祖父との思い出は少ないですが、思い出すと心がほっと温かくなることばかりです。
もう一度会えるならば、祖父の生きてきた人生を聞かせてもらいたい。
大変な時代に祖母と大家族と材木屋を守り切った、その人生を聞かせてもらいたいと思います。
父や母が、『私たちじゃないの??』といじけてそうです(笑)もちろん会いたいですよ。
さぁ、今日も楽しもう!!