舞台の上でスポットライトを浴びた経験はありますか?
暗い中、一筋の光が自分に当たる
視界は光で満たされて、観客の顔は見えなくなり、
ほのかな熱と、自分の心臓の鼓動が聞こえてくるような静寂。
私は演劇部に入っていました。
中高生の部活動で、学芸会の延長のような活動でしたが、
それでも全員本気で、まさに一所懸命だったなと思います。
当時を思い出すときに、決まって思い出すのはスポットライトを浴びた瞬間の記憶です。
自分が生まれ変わるような、新しい自分に出会うような、そんな感覚になるのです。
演劇は誰かに見てもらうために演じるのですが、それでも役作りも、練習も、いざ舞台に立つその瞬間も、ずっと自分自身と向き合う作業でした。
そして、本番でスポットライトを浴びた瞬間に、それまで積み上げてきた自分が生まれるみたいな感覚でした。
何度も生まれ変わるような、何にでもなれて、どこまでもいけるような感覚。
最近仕事で動画の撮影をするのですが、それで久しぶりにライトをつけて、ふとその感覚を思い出しました。
今思えば、思春期の私たちにとって、台本や役を通して、自分と向き合う時間を持てていたことは、大きな意味があったように思います。
だから、あんなに一所懸命になれて、あんなに熱くなれたんでしょうね。
青春ですね。
長女も学校がやっと本格的に始まります。
何の部活にするのかな。
熱くなれるものに出会えたらいいね。
さぁ、今日も楽しもう!!