人脈はあった方がいい。と思いますか?
前職は、国内に社員を5000人程度を抱える、下着メーカーに勤めていました。
確かに顔が広いと、色々と仕事がスムーズにいくことは多かったです。
直接教えてくれていた先輩の顔が広かったおかげで、助けられたこともよくありました。
「〇〇の後輩か(^ー^)」と、最初から警戒レベルが引き下げられる。むしろ協力しようとしてくれる。
もちろんそれはその先輩がただ単に顔が広かったわけではなく、それだけの力があったからですよね。
その力とは何か。「仕事力」ではなく「人間力」だなぁ、と今は思います。
職場とはいえ、仕事は人と人が集まって、その関係性の中で仕上げられていきますよね。
私の場合は研修の企画運営をすることが多かったのですが、一緒に組む人によって仕事の担当は変わるし、リーダーも変わる。そして各部署から研修を受けにきてもらうので、それぞれの部門長との関わりも欠かせません。
そうなると、個人の「仕事力」よりも、この人のために、この人が言うなら、と思ってもらえる「人間力」が試されます。
でも、最初の頃はそんなことには気がつけず、とにかく仕事はできるだけ完璧に、先輩に引けを取らないように、失敗しないようにと思って取り組んでいました。
その頃の私は、必要以上の負荷を自分にかけていて、周りに対しても余裕がなかったなぁと思います。
要は「可愛げがない」
そうすると、せっかく先輩が引き継ごうとしている人脈を上手に繋げられないんですよね。
いつまで経っても「〇〇の後輩」としか認識されないし、人気が出ない(笑)何の話しだって感じですが、でも人気って大事ですよね。
どうせ仕事をするなら、好ましい人としたいですもんね。
どんなに頑張ったって、完璧な仕事なんてできないんだから、素直に謙虚に、「わからない」「できない」「手伝ってほしい」と言えることが大事なんだなと思いました。そうしないと孤立していく。
人脈が必要かどうかと言うよりも、この人と繋がっていたいと思ってもらえるような「人間性」は、仕事だけじゃなくて、生きていく上で大切なんでしょうね。
以前の上司に「人たらしになれ」と言われました。
当時は「え??」と思いましたが、今はその意味がわかります。
目指せ人たらし!!
さぁ、今日も楽しもう!!