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コミュニケーション

今から思えば

16歳の夏にジェラート屋さんでアルバイトを始めてから、現在に至るまで、接客業ばかりをやってきました。

対人が得意かと言われれば、多分そんなに得意ではなく、でも好きかと聞かれれば好き。

好きというと簡単すぎますが、人と接することって、ストレスでもあり、うまくいくと喜びにもなる。

そして単純な思考の私は、うまくいった成功体験に乗せられて、また突き進んできたような気がします。

「孫へのお土産だから、あなたが好きな味を選んで。」

と言われて、お孫さんの年齢を聞いて、性別を聞いて、ひとつひとつ味を説明しながら選んで、それでも「あれで良かったのかな?」と自信が持てないまま。

しばらくしてから、同じ方がご来店されて、「孫がここのジェラート気に入っちゃってね。」と言われたときに、やっと正解をもらった気持ちになって、とても嬉しい気持ちになりました。

大学生の頃に働いていた飲食店では、バーテンダーに憧れて、カウンターに入らせてもらいました。

お酒も学んだけれど、それよりもカウンター越しにお客さんと会話するのが楽しくて、帰り際に次の出勤日を聞かれると、とても嬉しくて、次はあの話の続きを聞こうとか、いろいろ考えました。

社会人になって、接客から、販売に変わりましたが、やはり一番嬉しい瞬間は

「あなたに接客してもらって良かったわ」とか

「またあなたにお願いしたいわ」とか

「この前の商品すごく良かったから、また選んで」

と言ってもらう時で、やはり人対人の想いが通じたときにやりがいを感じてきました。

何をするにも人間関係なんだなと思います。

空間や、食事や、商品を介してやりとりされるのは互いの人間性。

「あのお客さんのまた会いたい」と本気で思うと、再来店してくれることが多かったです。

それは短い時間でも相手の人柄に触れられたときに決まってその現象は起きます。

今、いろいろと教えてもらって、気づいたことがあります。

ジェラート屋でも、ホテルのレストランでも、居酒屋でも、バーでも、下着売り場でも、どこでも相手がたくさん話をしてくれたら、必ず再来店してくれます。

しかも私めがけて。

もっと意識して相手の話を聞けていたら、どこかの世界で私はすでに日本一の何かになれていたと思います。

でも、人の話は聞いてるフリしかできていなかったことが今ならわかります。

たまたまいいお客さんに会えて、たまたまたくさんお話をしてくれて、たまたま互いに相性が良かった。

もっと本気で相手の話を聞けていたらな。。。と思う反面、人生いろいろあった今だからこそ本気で人の話が聞けるかもしれないとも思います。

ただただ人の話に耳を傾けられる、それくらいの自尊心を持てる人になりたいものです。

さぁ、今日も自分を磨きたい!

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