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徒然なる思い

飲食店の憂鬱

福田陽一郎さんという色のコンサルタントの方のFacebook投稿だそうです。

主に都内の飲食店の経営者やスタッフから、
「しばらく営業を中止」という情報が入り始めている。
理由は従業員の安全確保などが主なもの。
それは素晴らしい経営判断だと思う。尊重したい。

ただ、営業を継続するかどうかの判断について、
「継続しているから意識が低い」などという責め方は、
決してしないであげて欲しいと思う。
飲食店の経営というのは単純な構造とは限らないので。

例えば、私が現在関わっている企業では、
店舗売上は全社売上の7割である。
残りの3割は通信販売や外商である。

また、私が関わっている別の企業では、
店舗売上は全社売上の3割である。
残りの7割は卸売や百貨店催事である。

昔、勤めていた会社では、売上は
直営・通販・催事・外商で4分の1ずつだったし、
その前の会社は3年間休んでも食える内部留保があった。

他にも関わっている会社の中で、
実は正社員は店長しか居なくて残りは派遣とか、
店に立っている人は全て正社員という企業もある。

こうして売上構成の違いや、利益構造の違いはもちろん、
人員構成や雇用形態の違いによる人事運用、
そもそもの財政力や資本構造など、全てが違うので、
経営判断はそれぞれ異なって当然なのである。

そしてその一つ一つが、今の状況下で、
とても重大な経営判断であることは疑う余地もない。

追い詰められている人にとっては、
今、店を開けなければ、3月31日の明日、あるいは明後日、
どこかの駅で飛び込まなくちゃいけない。。。
なんて考えている人も居たりするかもしれない。
それは案外、あなたの好きな店かもしれない。

元々、2月や3月末は、飲食の倒産や、
経営者の夜逃げが多発する時期である。
12月の仕入の支払がまだ終わってない人だって多い。

営業を中止するという英断を称賛するのは別に良い。

しかし営業を継続するという方針を責めないで欲しい。

3月中の投稿のため、今の温度感とは少し違う部分もあると思うのですが、飲食店経営者の友人が多いわたしとしては、「そうだよな」と思った内容でした。

社員を雇っているかどうかでも大きく違いますし、扱うものが生物が多いかどうかでも、経営判断は大きく変わってきます。

新型コロナウィルスから命を守ることが最優先ですが、その前に命をたたなくてはならないと追い込まれる人がいないよう、祈るしかありませんね。

今日は真面目に。

さぁ、今日も楽しもう!!

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