デパートは好きですか?
そもそも、最近は老舗百貨店の経営破たんや、大手百貨店の統合、店舗縮小などなどで、「百貨店ゼロ県」が増えているそうです。
さみしいな・・・
子どものころ、「お出かけ」と言えば、買い物好きな母に連れられて、デパートに行きました。
母が試着室に入ると一緒に入りカーテンを開けようとしては母を困らせ、ハンガーにかけられている洋服の間に入ると叱られ、それでも母はとても楽しそうで、店員のお姉さんもきれいで優しくて。
時々最上階のレストランに連れて行ってもらえて、でも一番好きなのは屋上に連れて行ってもらえること!
ただただ走り回ったり、のんびり動く大きなパンダの遊具にのせてもらったり、デパートの屋上で食べるフライドポテトの味は格別でした。
今思えば、そういうデパートの幸せな思い出があったからでしょうか、私が社会人になって最初に選んだ職場はデパートでした。
百貨店に就職したわけではありませんが、下着メーカーの販売職で入社し、百貨店、専門店、量販店、直営店と様々な業態がある中、百貨店を迷わず選びました。
大好きだったキラキラした空間で働けることはとても楽しかったです。
最初のデパートは超老舗だったので、建物も年季が入っていて、裏側は決して美しくはなかったのですが、それでもなんとも毎日ワクワクした気分で通勤していました。
お客様の「お出かけ」の一瞬を共に過ごさせてもらう。それがとても好きでした。
私が働いていてデパートはまだ残っていますが、自分自身もデパートを訪れる機会はぐっと減ってしまいました。
楽しかった「お出かけ」の記憶の舞台であるデパート。
どうにか生き残ってくれますように・・・
さぁ、今日も楽しもう!!